スペイン留学

スペイン留学にいく目的を整理しよう

あなたは何故スペインに留学したいのですか?もしかしたら、あなたのスペイン留学の目的は語学の習得のみではないでしょうか?
漠然と「スペインに行ってみたいから」「語学を上達させたいから」などというあいまいな理由で留学を希望している方は、挫折する可能性が高いと言えるでしょう。
スペインに行ってみたいだけなら、スペイン旅行で十分ですし、語学の習得が目的なら日本に居ながらにして、日本語とスペイン語ができるバイリンガルの教師に初歩から教えてもらった方が効率的です。
日本と外国は大きく文化が違い、日本のように懇切丁寧に人の世話を焼いてくれる文化ではありません。会話がままならず大切な交渉事で意思疎通ができなかったり、周囲の人に溶け込めないなどということは日常茶飯事です。
ただ、「スペインに住んでみたかった」「スペイン語を勉強してみたかった」という動機だけでは、このつらい状況や困難を乗り越えることも難しく、留学を断念して帰国してしまう人も少なからずいるのが現実です。

スペイン留学を成功させるには、強い動機付けが必要です。例えば「語学を完全にマスターして現地のツーリズム専門学校に入り現地ツアーガイドになりたい。」「サッカーが好きで本気で取り組んでいるのでサッカー留学がしたい。」といったような、語学以外に、現地で明確にやりたい仕事や目的があることが大切です。それが、モチベーションアップとなり、スペイン留学の挫折を回避できるのです。
もし、スペイン留学を本気で考えているなら、サッカー選手になりたい、スペイン料理のシェフになりたい、スペインのツアーガイドになりたいなど、語学習得以外の明確な目標があることが重要だと言えます。

スペイン語を勉強しよう

皆さんがスペイン語に興味を持ったきっかけはなんだったでしょうか。コンヴァロール代表の増井は、サッカーやパデルといった、スペイン発祥のスポーツやスペインで人気のスポーツを通じた国際交流事業を起こしたく、スペイン留学を果たしています。
きっかけは様々でしょうが、一度南ヨーロッパの明るくフレンドリーな気質に触れると、やはりその文化に関わってみたいと思い始める場合も多いようです。
そして、まずはスペイン語系の方たちとコミュニケーションを取りたいと、語学の勉強を志す人達が多く存在するのです。
日本国内でも、スペイン語の教室や学校はたくさんありますし、アマゾンで探せばスペイン語のテキストもたくさん出てきます。
ですが全くの初心者では、市販のスペイン語教材では、最初からなんのことか分からず、ちんぷんかんぷんで挫折してしまう場合も多いでしょう。
そんな場合は、まずはお手頃価格のスペイン語教室に通ってみるのがおすすめです。会話だけではなく、文法もある程度教えてくれる教室がおすすめです。
そして、ある程度、スペイン語に耳が慣れてきたら、最近はNetflixなどで、スペイン語のドラマが多く流されているので、そういったドラマを見るのがおすすめです。
Netflixはセリフがスペイン語なだけでなく、字幕もスペイン語を選択できるので、聞き取れなかった単語は、スペイン語字幕で確認して理解することができます。
スペイン留学前に、日本でも簡易的なスペイン語教室に通って、スペイン語ドラマなどで予習をしていくと、現地の語学学校で全く授業についていけずに挫折すると言うことがありませんで。ですから、必ず日本でスペイン語の勉強をしてから渡航しましょう。

留学先で必要となるものを買おう

ここではスペイン留学の準備に必要となるもの、留学先で必要となるものを列挙していきたいと思います。

スーツケース

旅行ではないので、実際には現地に着いてしまえば、洋服や食べ物は現地で買うこともできます。ですが、まだ、スペイン語がままならない状態で洋服や食べ物を自分で買うのは、少し抵抗があるかもしれません。
ですから、少し大きめのスーツケースを買って、日本から最初の数週間に必要な洋服、下着や、日本食が恋しくなった時用の日本食を入れて持ち込むと、スペイン留学当初の難易度が下がると思います。
スペインに持っていくスーツケースの注意点なのですが、南ヨーロッパなどは、空港での荷物の扱いが非常に雑です。平気でスーツケースを投げたりします。ですから、投げられたくらいでは壊れないような丈夫なスーツケースを買っておくことが大切です。
スペインに持って行くスーツケースの次の注意点は、ダイヤルロック式のスーツケースを買うということです。慣れない海外渡航でバタバタしているうちに、鍵を無くしてしまうというのは良くあることのようです。
ですから、鍵を無くしても良いようにダイヤルロック式のスーツケースを買っておくことがおすすめです。
最初の数週間分の荷物ともなると、中身だけでもかなり重くなってしまいます。その上、スーツケースまで重かったら、空港で荷物搬送の追加料金を取られてしまう可能性もあります。スーツケースはできるだけ軽いものを用意するのがおすすめです。

セキュリティーポーチ

スペインは地域にもよりますが、世界で一番ひったくりやスリの多い国と言われています。さらに、日本人のようにピシッと決めたきれいな格好をした人や、東洋人などは狙われやすいと言われています。
安全な日本で育ってきた人には分からない世界感かもしれませんが、外国では自分の身や自分の持ち物は自分で守るしかないのが現実です。
地下鉄では背後に人が立っていないか確認する、携帯をポケットに入れたままにしないなど、日本では考えられないような安全対策が必要とされます。
置き引きだけでなく、肩からかけているバッグなどもひったくられる可能性があるため、スペイン生活に慣れるまでは、セキュリティーポーチで、貴重品を身に着けておくことがおすすめです。
特に日本人は、日本国内が安全であるため隙が多く、スリに狙われやすいと言われています。安全に気をつけるという精神論だけでなく、実際にセキュリティポーチなどの物理的な防衛策で、自分の身の安全と財産の安全を守るようにしましょう。

軟水

ヨーロッパや、スペイン経験者から頻繁に聞く話は、ヨーロッパの水は「硬水」なので、飲みにくく、最悪お腹を壊すということです。「硬水」とは、カルシウムやマグネシウムなどのミネラル分が多く入った水で、硬い水と呼ばれます。
日本の水道水は「軟水」で余計な物質が全く入っていない、ピュアウォーターなので、外国に行くと水の問題で困る人も少なくありません。また、硬水で髪の毛などを洗うと、髪の毛がパサパサになるため、ヨーロッパの人たちは2~3日に1度しかお風呂に入らないとも言われています。
硬水でお腹を壊さないためには、エビアンなどの比較的軟水に近い水を買って飲むことをおすすめします。スペインの生活にある程度慣れてきたら、水道水から出る硬水と買ってきたミネラルウォーターを混ぜるなどして、だんだん硬水に慣れていくと良いでしょう。

まとめ

語学の習得だけでもスペイン留学する意義はありますが、モチベーションを上げ、挫折しないためには、スペイン語を勉強した後にどうなりたいかの目標設定が重要となってきます。
日本で、最低限のあいさつ程度の会話を勉強して、最低限必要な荷物を用意して、スペインに旅立つことで、その後のスペイン語留学を円滑にすすめるようにしましょう。